Vol.5 亀川紗希
Studio Inucocoro代表
CACIOコンパニオンアニマルケア国際機構海外担当、JAGO日本エージングルーミング協会評議員、JPMA(一社)日本ペットマッサージ協会認定ペットマッサージセラピスト、JMAACV日本メディカルアロマテラピー動物臨床獣医部会認定ペットアロマセラピスト、JKC B級トリマー、J-AWA(一社)日本アニマルウェルネス協会認定ホリスティックケア・カウンセラー、幼稚園教諭免許・保育士等。ニックネームはvivi。
充実した幼稚園教諭時代を経て、さらに視野を広げるべく世界へ
高校を卒業後、短大にて幼児教育を学び卒業後しばらくは幼稚園の先生として仕事をしていました。子ども達から学ぶ事はとても大きく、今でも何度も当時を思い出すくらいとても楽しく充実した生活を送っていました。
子どもたちへの絵画指導の中で、「空の色」について話をしていた時、ほとんどの子どもが「青」や「水色」と言う中、「緑!!」と答える子がいました。でも私はそれを否定できませんでした。その子には本当に緑に見えているのかもしれないし、私が青だと思っているものも本当は青ではないかもしれない・・・
子どもたちとの関わりの中から「”自分”と”他人”の見ている世界」が大きく異なるのではないかと言う疑問を感じ、もっと自分の視野と世界を広げたいと思うようになり幼稚園を退職。
視野を広げるためにもワーキングホリデービザを使ってオーストリアへ渡りました。現地ではカルチャーショックを受けまくったのを思い出します(笑)
オーストラリア滞在中は犬について無知な私でしたが、街中では大きなボクサー犬やドーベルマンがスーパーの前で飼い主が出てくるのを動かずじ~っと待っている姿に感動することもありました。
愛犬PUFFとの出会いから
トリマー、そしてホリスティックケアの学びへ。
そんな中、実は日本人のシェアメイトが飼っていた犬に噛まれて指が1年間曲がらなくなった時期があるんです。当時の私が、今トリマーという仕事をしていて噛み付くワンちゃんのトリミングやトレーニングもしていると知ったらきっとびっくりするのではないかと思います(笑)
帰国後、紆余曲折ありながらトイプードルの愛犬PUFF(パフ)を迎えたことをきっかけにトリマーの道に進むことになりました。
この中で蘇ってきたのは小学生の頃に飼っていた雑種犬コロの記憶。とても大人しくて頭の良い子でしたが体が弱く2歳を目前にこの世を去りました。その記憶を掘り返すように仔犬の頃のPUFFは病弱な体質でした。PUFFをコロの二の舞にさせたくないという気持ちから食事・アロマ・ペットマッサージ・心理学など「犬のホリスティックケア」を学び続けてきました。
幼稚園を併設したトリミングサロンstudio inucocoroが人気に。
ワンちゃんと飼い主さんのお役に立てるよう、情報発信を続けて行きたい。
トリマーとして日々飼い主様やワンちゃんと接しているうちに、様々なご相談を受けるようになり、自分が学んできた知識がお役に立てることが増え、同時に学ばせて頂くことも多く、知識もどんどん増えていきました。
初めは1頭だった愛犬も今ではトイプードルが5頭(笑)
”studio inucocoro “としてワンちゃんを対象に幼稚園を併設したトリミングサロンを始めると、2年足らずでご予約がいっぱいに。トリミングだけでなく幼稚園も大人気になり、毎日多くのワンコで賑わっています。
「視野を広げたい」という私の想いはたくさんのワンちゃんや飼い主さんたちとの出会いの中で、叶えられています。
今まで頂いた多くのご縁に感謝し、少しでもワンちゃんと飼い主さんのお役に立てるように今後も情報発信を続けて行きたいと思っています。